WORKS
345「しらいし胃腸クリニック」
design/福田哲也 build/山口弘工務店
長崎県時津町に移転開院されました『しらいし胃腸クリニック』です。
建物のデザインや施工のコーディネートおよびグラフィックデザイン制作を
担当させていただきました。
ヒアリングとスタッフアンケートを元に、デザインコンセプトをご提案し、院長先生と副院長先生の
お人柄などとも調和する建物のデザインが決定。地域に開かれた胃腸クリニックが誕生しました。
そのデザインはクラシカルな要素をベースとして、地域とのつながりを意識したもの。
また敷地の特徴をうまく取り込んで、診療に訪れた方の車が軒天の下をスルーできる
ようなデザインになっています。
ファサードには植栽も施し、街路ともやわらかく調和。地域のランドマークになるよう心がけました。
広々とした待合室。副院長のご希望を元に、落ち着いた木の空間にしました。
受付から診察室、内視鏡室を経て、リカバリー室、さらに検査後にくつろいでいただくレストルームへの
回遊型のレイアウトになっています。合理性とともに心理的にもストレスのかからないデザインです。
受付の石貼りの壁面にはロゴを。この裏側に事務スペースがあり、〝秘密の窓〟で受付と
つながっています。美しく見せながら、機能性を兼ね備えたデザインです。
診察室と処置室の連携もスムーズにいくように裏動線にもゆとりを持たせ
開放的にしました。
夕景にも美しく映える、地域医療のコアとなる新しいランドマークの誕生です。